ポスティングチラシは新聞折込チラシとどう違う?5つのポイントで徹底比較!

新聞折り込み

各家庭のポストに直接届けるポスティングチラシと、新聞に入れる折込チラシ。一見すると「家に届くチラシ」としては同じように思えますが、その効果には様々な違いが見られています。ここではポスティングチラシと新聞折込チラシの違いについて、5つのポイントから比較をしてみました。


ポスティングVS新聞折込 比較表

項目 新聞折込 ポスティング
ターゲット層 高齢者、主婦層(新聞契約者のみ) 各世代の男女(全戸に行きわたる)
見るタイミング 朝刊もしくは夕刊をポストに取りに行った後 ポストを開けた直後
価格・費用対効果 ポスティングより安価で、場所ごとの費用の差は出にくい 配布エリアによって費用に差が出る(密集地は安価)
配布内容 折り込み可能なチラシのみとなってしまう チラシ、ポスター、小冊子、ティッシュ、ノベルティーグッズなど
反響.効果 他のチラシに紛れて視認率は低いと言える 確実に一度は手に取り高視認率と言えます

 

ターゲット層の違い比較

【新聞折込チラシ】
新聞折込チラシのターゲット層は、当然のことながら新聞購読者の家庭に限定されます。また新聞契約家庭の中で、チラシまで詳細にチェックするのは主に高齢層と主婦層です。そのため以下のターゲット層には効果的と言えます。

・M3層(50才以上男性)
・F2層(35才~49才女性)
・F3層(50才以上女性)

 
【ポスティングチラシ】
新聞契約等に縛られず、広域から少域まで範囲を決めて、希望があれば地域内全戸にもチラシ配布を行えます。そのためチラシを見る層は幅広く、限定性がありません。「戸建てのみ」「集合住宅のみ」といった選別した配布も行えるため、ターゲット層を「ファミリー層」「独身者/マンション居住者層」と絞り込むことも可能です。また新聞購読率が低い以下のような層にも宣伝を行うことができます。

・M1層(20才~34才男性)
・F1層(20才~34才女性)

 

顧客がチラシを見るタイミングの比較

【新聞折込チラシ】
朝刊もしくは夕刊をポストに取りに行った後ということになります。ただし平日の朝刊の場合にはチラシが手に取られず、チェックする読者層が限定される可能性も否定できません。

週末等に多数のチラシが入っている場合、顧客は重要なDM等が入っていないかを確認するため、チラシチェックは丁寧に行われる傾向にあります。ただし他社チラシとの競合率も高くなるので、チラシデザインにはインパクトが必要です。

【ポスティングチラシ】
ポストを開けた直後に「チラシのみ」が目に飛び込み、手に取られることになります。配布時期・地域によっては複数のチラシと競合することもありますが「入っているチラシが1枚のみ」という可能性も高く、アイチェック率は高いと言えるでしょう。

 

価格・費用対効果の比較

【新聞折込チラシ】
チラシ費用は比較的安めです。ただし或る程度の地域指定のみしか行えないため、地域特色とターゲット層が剥離している場合には「ムダ打ち」が多くなり、コストが高くなってしまうのがネックです。地域特色性等を掴んだ上でチラシ広告を打った方が、費用対効果が良くなります。

【ポスティングチラシ】
チラシ費用は折込チラシに比較するとやや高くなる傾向です。ただし小エリア限定の場合、届けるターゲット層が密集している場合等には短時間配布が可能となるため、価格が下がります。

また独身者層の多いエリア・ファミリー層が多い新興住宅地といったピンポイントでの地域特定が行えるため、ターゲット層にはより適格にチラシが届き、いわゆる「ムダ打ち率」が下がることが考えられます。最終的なコスト面では、折込チラシとほぼ同等レベルであると言えるでしょう。

 

配布内容の比較

【新聞折込チラシ】
一般的な厚み・大きさのチラシ(新聞サイズであるA2を折りたたんだA4チラシ等)に限定されます。冊子タイプ・超小形タイプといった変形チラシは折込に入れられません。

また折込チラシの内容については、各新聞社によって審査基準が設けられています。基準に沿わない内容のチラシは配布できません。審査基準が新聞社によって異なりますので、事前によく確認しておきましょう。

ただ、サイズや内容に基準がある点は一概にデメリットとはなりません。顧客側には「新聞社が認定して配布したチラシである」というイメージをもたれ、サービス・企業への信頼性は高くなります。

【ポスティングチラシ】
冊子タイプ・ポスタータイプ・マグネットタイプ等、様々なスタイルのチラシを入れることができます。またティッシュ等の粗品付き、シャンプー等の試供品付きのスタイルも取り入れ可能です。チラシサイズ・印刷方式・チラシ内容についても自由度が高く、より個性的なチラシを入れられます。

 

反響の比較

【新聞折り込みチラシ】
即効性があり、短期集中的な反響が得られます。新聞は悪天候でも必ず当日中に配布されるため、配布スピードのズレ・顧客側の情報取得タイミングのズレが生じることは殆どありません。そのため「週末限定セール」「3日後のイベント」といった限定的なサービスの情報提供には向いています。

また広域にも一気に配布ができるので、新店舗等の認知率・リニューアルオープ等の大々的な告知を行う場合にも有効です。ただし効果維持期間はやや短く、3日間~1週間程度となります。

【ポスティングチラシ】
ターゲット層に適した配布が行われた場合、短期だけでなく長期的反応が得やすい傾向にあります。20代・30代の若年層顧客はポスティングチラシへの反響が早めで、高齢層になるほどやや考慮をする分、反響は少し遅くなります。

いずれにしてもターゲット層と合致した場合、チラシが長く手元に置かれる可能性は高いです。エステサロン・デリバリーサービス・水道トラブル対応といった長期的なサービス提供にもポスティング・チラシは向いていると言えるでしょう。

反面、配布可能なスピードについては地域によって差が見られています。また荒天の場合にはチラシ配布が行えないこともあるため、期日が迫ったイベントやセール等の告知には不向きとなることもあるようです。

おわりに

ポスティングチラシと新聞折り込みチラシの違いはいかがでしたか?サービスや製品の特性・ターゲット層によって、ポスティング・新聞折り込みのどちらが適しているかは異なってきます。

例えば新聞折り込みチラシでは反響が鈍かったチラシが、ポスティングでは高反響を得ることもありますし、その反対もあるというわけです。配布したいチラシの特性をよく考えて、ポスティング/新聞折り込みを選ぶようにしましょう。

 

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