様々な形がポスティング可能
ポスティングでは配る広告の形に特別な決まりはありません。ポストに入る形状であれば大丈夫です。折り込みチラシの場合、厚みのある小冊子タイプのチラシや、サンプルつきのチラシは入れられません。
手配りのポスティングなら厚みも形状も関係なく、配る人が持てるものでポストに入るものならば紙である必要もありません。通常の紙でも折り方を工夫することで、紙一枚のチラシと差をつけることができます。
3つ折りにしてリーフレット型にすれば、何が書いてあるのだろうと中を気にするきっかけになりますし、質の良い紙を使うことで保存にも適したチラシになります。デリバリーのメニュー表やエステや美容院の料金表などは2つ折りに加工して保存できるパンフレットのような形にするもの良いです。
また、紙にミシン目を入れて切り取れるクーポン券のようなチラシを作ってポスティングすれば、来店を促す効果が高まります。
変わった形のポスティング
夏に小さなうちわの形をしたチラシをポスティングし、冬には携帯カイロをくっつけたチラシをポスティングしたある整骨院は、ポスティングによって初回の来店を増やし、優れた技術によって継続客を増やしていったということです。
この整骨院が成功したのは、変わった形のチラシで人々の興味を引いたことと、「このグッズを使って体を大切にしてください」という内容のメッセージを添えたことがポイントだったようです。
ある自動車修理会社では、車検の新規顧客を獲得するために、卓上のカレンダーをポスティングしました。
そのカレンダーは予定が書き込める実用的なものであり、毎月のページに「車検をお忘れではありませんか?車検のことなら当店へ」と電話番号を掲載していました。捨てずに使い続けるグッズに広告を載せることで、長期的にお客様にアピールできる素晴らしい広告媒体になった成功例です。
毎月手書きでニュースレターをポスティングして成功した例もあります。手書きというのがポイントで、最初は軽く流し読みしていたお客様も、誠実な字からその会社の真心を読み取り、ゆっくりとではありますがポスティングの効果が高まってきたとのことです。
ポスティングでは、「捨てられない工夫」が大切といわれていますが、捨てられまいと分厚いチラシを配ったり、高級感ばかりを前面に出し過ぎたりすると、お客様は、何度も同じものを見ているうちに「迷惑だ」と感じるようになり逆効果です。実用的なグッズならば捨てられる可能性は低くなりますし、広告を控えめにすることでお客様の関心を引くというケースもありますので、引き算の工夫を大切にしましょう。