パレートの法則(80対20の法則)を広告にも生かす
ヴィルフレド・パレート(1848年7月15日 ~ 1923年8月19日)
国籍:イタリア
実績: パレート・インデックス、パレート図、パレートの法則、パレート効率性(パレート最適)、パレート分布
出典:wikipedia
パレートの法則とは
パレートの法則とは、イタリアの経済学者であり社会学者でもあるヴィルフレド・パレートによって提唱された、社会のあらゆるシーンに使うことのできる法則です。
「全体の数値の大部分は全体を構成するうちの一部の要素が生み出している」という説で、その構成比から「80対20の法則」とか「ニハチの法則」と呼ばれることもあります。
パレートの法則に売り上げの構成を当てはめると…
【 売り上げの8割は全顧客の2割が生み出している 】
【 売り上げの8割は全商品のうちの2割で生み出している 】
【 webサイトのアクセス数の8割は全ページの2割に集中している 】
など、あらゆる業種、あらゆるシーンで当てはめることのできる法則なのです。
特にマーケティング分析においてはパレートの法則が重要視されています。パレートの法則に当てはまる傾向を探すだけでなく、パレートの法則が当てはまる理由は何なのかを追求していくと、そこにマーケティングにおける問題点が見つかっていくのです。
売り上げが商品の2割に集中している理由は何かを見つければ、残りの8割の売り上げを上げていくヒントが見つかるということです。
パレートの法則と広告
パレートの法則は広告にも生かすことができます。「全体の数値のうちの大部分は…」という部分を「チラシの枚数」と考えると、「全体を構成するうちの一部の要素が生み出す」という部分は、「反響のあった数」と言うことができそうです。
厳密に言えば、広告業界でいわれている枚数とレスポンスの比率は9対1なのですが、パレートの法則で言う「2割」を大切にしていき、残りの8割が「8割になった理由」、つまりは「8割の人には購買意欲を与えられなかった理由」を探ることで、効果的な広告作成のヒントが得られそうです。
ポスティングについても同じです。あまり反響が無かった場合、一度のポスティングで諦めてしまう人が多いようですが、「配った枚数のうちの2割は興味を持って見られている」と考えると、2割という割合を3割にするにはどうすれば良いかを考えて工夫することで、より良いチラシを作ってポスティングすることができるようになるでしょう。
チラシの折り方や見出しを今までと変えてみるとか、色使いを変えてみるとか、少し工夫するだけで、一気に3割の人に読んでもらえるチラシを作ることもできるのです。
ポスティングではお客様に自社の商品や社名を印象付けることができますので、一度で諦めずに定期的なポスティングで集客力をつけていきましょう。