見た目にインパクトを!
チラシで大切なのは、一目で誰に向けて作成されたものなのか分かることです。見た目のインパクトは非常に大切で、チラシに限らず配布物においては、第1印象が成功の8割を担っているという研究があるほどです。
お店にしても会社にしても、ターゲットを意識して見た目で誰向けか理解できなければいけません。最も大きな区別のひとつは、男性と女性の違いです。チラシでは、どちらの性別向けなのか一目で分かるようにしましょう。
男女別を考えよう
男女では好みが違うので、興味を引く色合いやフォント、デザインには違いを持たせます。たとえば男女では好みの色が違います。
女性はピンクや赤、オレンジや紫といった色を好む傾向があり、男性は紺色やダークグリーン、ワインレッドなどの深みのある落ち着いた色を好む傾向があります。
また、クールな印象を与える寒色系、金属をイメージさせるようなシルバーや黒も好みます。しかし、これだけでは注目を引く色使いにはなりません。女性向けだからといって、何でもピンクにすればいいわけではなく、差し色を上手に使うことがチラシでは大切です。
差し色とは、単一の淡い地色に濃い色を柄のように小さく配置することを言います。
ポイントカラーとも言われ、ファッションの世界で良く使われる言葉です。ピンクを基調とした中に黒い文字で「悩みを抱えていませんか?」などと興味を引くような言葉を入れると、思わず見入ってしまうチラシを作れます。
Material UI Colors
フォントにも工夫が必要
また、フォントの使い方にも一工夫が必要です。女性は曲線を使ったフォントを好む傾向があり、男性は直線的なフォントを好みます。
チラシ作成用のソフトには、太いクレヨンで書いたような柔らかい書体のフォントが用意されていますが、これは主に女性向けと言っていいでしょう。
男性は逆にゴシック体を好むと言われています。また、男性は写真やイラストが分散しているのを嫌う傾向が一般にあります。
男性向けチラシでは、ごちゃごちゃした印象を与えないように注意しましょう。
さらに、男性は「ぴったり収まっている」ことを好みます。商品の紹介で3つのアピールポイントがあったとき、3つとも文字数が揃っていると男性は良い印象を持ちます。
女性は逆に、可愛いものやおしゃれなものが楽しく配置されているチラシがいいでしょう。女性向けチラシでは、可愛い・おしゃれ・エレガント・高級・ナチュラルなどの印象を与えられるように心がけてデザインしましょう。
イラストや写真は、男性向けにはカッコいい感じ、女性向けにはもふもふっとした印象のものを使用すると効果的です。