チラシ作りに役立つ人間の3大価値
人間の3大価値とは?
人間には食欲・性欲・睡眠欲という3大欲求があることは知られていますが、3大価値というのはあまり知られていません。これは、昭和初期に活躍した哲学者・牧口常三郎が提唱した価値論に登場するものです。牧口博士が提唱した3大価値とは「美・利・善」です。チラシ作りには、この3大価値を上手に利用すると効果的でしょう。
出典:www.sokanet.jp/recommend/kyoikusya.html
「美」に人は惹かれる
「美」とは字の通り、美しいものに人間は価値を見出すということです。美しいものや美しいスタイル、健康美などに人は価値があると見なします。チラシでは、美しくなる商品やサービスを紹介するといいでしょう。
化粧品やエステ、美容などは美に直結していますし、飲食店なら美容にいい料理を提供していることをアピールするといいでしょう。
また、お店の中が清潔であることは非常に価値を高めます。美しい場所で、商品を選ぶことやサービスの提供を受けることは、人間にとって価値のあることとして受け止められます。チラシでは、美を心がけましょう。
お客さんは何を受けられるのか?
「利」とは利益のことを指します。利益が受けられると思うと、人はそこに価値があると思う性質があります。実際の宣伝では、たとえば電化製品なら保証がついていることや、電気代の節約になるなど、損をしないということをアピールしがちです。
そこで、商品やサービスによって、利用者・購入者がどう得するのか紹介してみるといいでしょう。整骨院なら腰痛に効果が高いことや、西洋医学では不定愁訴として扱われたものでも効果があることなどをアピールすることで、利益を得ることができるとチラシから理解してもらえます。
チラシに物語を!
3つ目の「善」は一見すると商品やサービスなどに関係ないように思えますが、そうではありません。善というと、たとえば道徳的な事柄を思い浮かべる人が多いでしょう。政治家の汚職を糾弾したり、いじめ撲滅に賛同したりするのは道徳的な行為です。
宣伝で重視すべき善は、こういった道徳ではなく、複数の人がかかわる物語を作るということです。ある商品を購入することによって家族に幸せが訪れることや、身体の痛みが改善されることで友人関係が円滑になったなどの物語は善と考えられます。
その商品やサービスによって善が実行されたことを添えると、宣伝として効果的になります。チラシは無味乾燥な情報の伝達になりがちです。
商品のことを知ってもらいたい、サービス内容を知ってもらいたいと考えるあまり、情報の羅列で終わってしまうと、人に伝わりにくくなります。チラシに美・利・善を盛り込むようにしましょう。